先輩達の覚悟
2008年09月22日
昨日は朝からバスでの日帰り旅行に行ってきました。
主催は沖縄県人会。
場所はバスで3時間弱のカジノの町。
私の住んでいる州は、ある特定の宗教がかなりの力を持っています。
なので州の法律も他に比べてかなり特殊。
アルコール、たばこはもちろんカフェインも禁止(その宗教の人たちは)。
もちろんギャンブル、賭け事も。
なのでカジノでギャンブルをする為には他の州に行かなければいけません。
ということでこのカジノの町は私の住んでいる州を越えたすぐそこにあります。
このバス一台をチャーターしての旅行。
費用はバス代$20プラス運転手ガイドさんへのチップという安い価格。
それもこの$20の中には$5のキャッシュバック、約$15相当のバフェの含まれたよく分からない料金設定。
向こうに儲けはあるんだろうかと不思議になりますが、たいていのひとはカジノでお金を落としてくれるのでこれでいいんだそうです。
実は私、この年になってギャンブルは初めて。
カジノはもちろん、パチンコにさえ行ったことがない・・・
なので今回は様子見ですごいせこい遊び方をしました。
キャッシュバックをした$5を手に、財布の中にあった細かいお金$3。
計$8をまずマシーンの中へ。
いろいろなゲームがあるけど1セント、5セント、25セントなどなど安く遊べるゲームもあるのでもちろん1セントの台へ・・・
どんどんなくなっていく・・・と思っているとこれが一気に投入した倍の額になったりで一進一退。
最高では3倍にまではなったけど、きちんと$0にして終了。
$8で4時間近く遊んでしまいました(笑)。
そのうちの$5はキャッシュバックだし・・・
あそこまで行って使ったお金が$3というのもなんだかなぁと思いますが、初心者でギャンブラーではない私には充分以上に楽しめました。
もちろん私のような人はきっと私だけで、他の皆さんは結構遊んでましたよ。
私の知り合いの50代の女性は、先週車のサイドミラーをぶつけて壊したらしく、その修理代を稼ぐんだと息まいてましたが・・・見事に修理代にプラスが出るほど勝って喜んでました。
そして帰りのバスの中では歌いたい人が歌を歌ったりしていました。
もちろん年配の方が多くて、もうこの地に来て40年、50年という人たちがたくさん。
歌っている歌はふるさと(だったっけ?)という童謡だったり、てぃんさぐの花だったり、民謡だったり・・・
きっと何十年も前にこの人達は沖縄を離れてここに来て、こういう歌を歌いながら故郷を懐かしんでいたんだろうなぁと思ったらなんだか少し可哀想な気持ちになったんだけど・・・
それを乗り越えて数十年。
この方たちが歌うこの哀愁ただようようなこれらの歌は、手拍子をしたくなるような元気な歌になっていました。
この歌ってジーンとくるような歌じゃなかったっけ?っと何度思ったことか。
やはりアメリカに長い事いると、少なからずアメリカナイズされるんだなぁと・・・なんだか違う意味でジーンときました。
民謡や童謡、演歌・・・
狭くて海に囲まれた島、島国にいるからこそ表現できるものなんだなぁ。
私はこういう事を表現できる自分がいるなら、それをいつまでも失いたくないととても感じた。
でもそうでもしなければきっとこの方たちは生きてこれなかった、こうならざるを得なかったんだろう。
故郷を思いつつ、新しい生活に一生懸命にならなければ自分を保てない。
そしてこの人達はこの地に骨を埋める覚悟が出来ているんだろう。沖縄を思いつつ、今ここにいる家族を思いつつ、どれだけいろいろな葛藤を繰り返してきたんだろうなぁ。
でも皆、沖縄をすごく大事にしているんだなぁと感じました。
故郷を愛していなければでてこない選曲ばかりだったもの。
私は怖い。
私も彼女達と同じ様に、こんな葛藤を繰り返して行くんだろうか。
私にそれが耐えられるだろうか。
私にはここに骨を埋める覚悟は当分できない。
まだまだ沖縄をあきらめられずにいる。
主催は沖縄県人会。
場所はバスで3時間弱のカジノの町。
私の住んでいる州は、ある特定の宗教がかなりの力を持っています。
なので州の法律も他に比べてかなり特殊。
アルコール、たばこはもちろんカフェインも禁止(その宗教の人たちは)。
もちろんギャンブル、賭け事も。
なのでカジノでギャンブルをする為には他の州に行かなければいけません。
ということでこのカジノの町は私の住んでいる州を越えたすぐそこにあります。
このバス一台をチャーターしての旅行。
費用はバス代$20プラス運転手ガイドさんへのチップという安い価格。
それもこの$20の中には$5のキャッシュバック、約$15相当のバフェの含まれたよく分からない料金設定。
向こうに儲けはあるんだろうかと不思議になりますが、たいていのひとはカジノでお金を落としてくれるのでこれでいいんだそうです。
実は私、この年になってギャンブルは初めて。
カジノはもちろん、パチンコにさえ行ったことがない・・・
なので今回は様子見ですごいせこい遊び方をしました。
キャッシュバックをした$5を手に、財布の中にあった細かいお金$3。
計$8をまずマシーンの中へ。
いろいろなゲームがあるけど1セント、5セント、25セントなどなど安く遊べるゲームもあるのでもちろん1セントの台へ・・・
どんどんなくなっていく・・・と思っているとこれが一気に投入した倍の額になったりで一進一退。
最高では3倍にまではなったけど、きちんと$0にして終了。
$8で4時間近く遊んでしまいました(笑)。
そのうちの$5はキャッシュバックだし・・・
あそこまで行って使ったお金が$3というのもなんだかなぁと思いますが、初心者でギャンブラーではない私には充分以上に楽しめました。
もちろん私のような人はきっと私だけで、他の皆さんは結構遊んでましたよ。
私の知り合いの50代の女性は、先週車のサイドミラーをぶつけて壊したらしく、その修理代を稼ぐんだと息まいてましたが・・・見事に修理代にプラスが出るほど勝って喜んでました。
そして帰りのバスの中では歌いたい人が歌を歌ったりしていました。
もちろん年配の方が多くて、もうこの地に来て40年、50年という人たちがたくさん。
歌っている歌はふるさと(だったっけ?)という童謡だったり、てぃんさぐの花だったり、民謡だったり・・・
きっと何十年も前にこの人達は沖縄を離れてここに来て、こういう歌を歌いながら故郷を懐かしんでいたんだろうなぁと思ったらなんだか少し可哀想な気持ちになったんだけど・・・
それを乗り越えて数十年。
この方たちが歌うこの哀愁ただようようなこれらの歌は、手拍子をしたくなるような元気な歌になっていました。
この歌ってジーンとくるような歌じゃなかったっけ?っと何度思ったことか。
やはりアメリカに長い事いると、少なからずアメリカナイズされるんだなぁと・・・なんだか違う意味でジーンときました。
民謡や童謡、演歌・・・
狭くて海に囲まれた島、島国にいるからこそ表現できるものなんだなぁ。
私はこういう事を表現できる自分がいるなら、それをいつまでも失いたくないととても感じた。
でもそうでもしなければきっとこの方たちは生きてこれなかった、こうならざるを得なかったんだろう。
故郷を思いつつ、新しい生活に一生懸命にならなければ自分を保てない。
そしてこの人達はこの地に骨を埋める覚悟が出来ているんだろう。沖縄を思いつつ、今ここにいる家族を思いつつ、どれだけいろいろな葛藤を繰り返してきたんだろうなぁ。
でも皆、沖縄をすごく大事にしているんだなぁと感じました。
故郷を愛していなければでてこない選曲ばかりだったもの。
私は怖い。
私も彼女達と同じ様に、こんな葛藤を繰り返して行くんだろうか。
私にそれが耐えられるだろうか。
私にはここに骨を埋める覚悟は当分できない。
まだまだ沖縄をあきらめられずにいる。
Posted by 凛MM at 23:58│Comments(2)
│アメリカ生活
この記事へのコメント
分かる、その気持ち!私はいまだに未練がましく「私の骨の還る地は絶対沖縄!」と決めているので生活がどっちつかずになっちゃってるとこもあるかな。。先輩たちとの交流がある事は素晴らしいと思います。凛MMさんは近くにそういった方々がいてよかったね!
Posted by chiakichiaki
at 2008年09月25日 06:01

chiakichiakiさんへ
県人会には入会していないけど、いろいろと参加させてもらってるよ。
身近にこういう方達がいて助かります。
でもあんなに明るいアップテンポのてぃんさぐの花は初めて聞いて笑ってしまったよ。
県人会には入会していないけど、いろいろと参加させてもらってるよ。
身近にこういう方達がいて助かります。
でもあんなに明るいアップテンポのてぃんさぐの花は初めて聞いて笑ってしまったよ。
Posted by 凛MM
at 2008年09月30日 06:15
